■技術の核心
ピクセル共有エンジン技術はハードウェアとソフトウェアの革新により：
・ピクセルピッチを50%縮小
・解像度を4倍向上
・表示品質とコストの最適バランスを実現
【ハードウェア革新】
従来のRGB配列からRGBG配列に変更：
・空間色混合理論と人間の視覚特性に基づき緑色LEDチップを追加
・サブピクセル多重化技術とサブピクセルサンプリング技術を融合
・上下左右のサブピクセル共有で4つの仮想ピクセルを生成（理論上解像度4倍化）
【ソフトウェア革新】
RGBG配列専用最適化アルゴリズムを採用：
・表示鮮明度向上
・色誤差低減
・原画忠実な再現性を実現
■技術的優位性
・2K製品の構造に少量LEDチップを追加するだけで4K相当の効果
・Micro LEDディスプレイのチップ使用量と生産コストを大幅削減
・2021年「ISLE技術成果賞」受賞の画期的技術
・現在ではレドマンCOBディスプレイ製品群に広く採用
■知的財産保護対策
2020年に特許出願とソフトウェア著作権登録を完了：
・中国国家知識産権局（CNIPA）から特許証と著作権登録証を取得
・同年7月に技術発表会を開催
→0.79mm/0.63mmピッチMicro LED UHDディスプレイ量産開始を発表
現在までに：
・中国および複数海外国で特許出願
・LEDディスプレイ関連で460件以上の特許取得（審査中含む）
・ピクセル配列/構造に関する特許プールを構築
■商業ディスプレイ分野の特許戦略?
【特許ポートフォリオ】
・包装技術
・インタラクティブ技術
・表示制御技術
を中核に、以下の多角的保護を実施：
・製品外観
・表示構造
・COB包装
・画面制御
・人間工学インターフェース
【具体的な技術解決例】
大型Micro LED会議ディスプレイの操作性課題に対し：
・「小型タッチ大型表示」など人間工学技術を開発
・操作範囲制限の痛点を解消
■知的財産保護への姿勢
「知的財産を守ることは、イノベーションを守ること」
・2回の「中国特許優秀賞」受賞
・国家知的財産優良企業/広東省知的財産模範企業認定
・特許/商標/著作権の多面的保護を実施
・業界標準開発に積極参画
【業界へのメッセージ】
知的財産の相互尊重が技術進歩と産業健全化の鍵であるとし：
・製品開発/販売における他社権利尊重
・侵害事案防止
・国内COBディスプレイ産業の発展促進
を呼びかけていることである。
